3.禁煙や受動喫煙防止対策に関する地方の取り組み

4年 栗原亘輝

 多くの地方公共団体は条例を制定し、禁煙や受動防止対策に取り組んでいますが、その幾つかについて説明する。

1. 東京都千代田区

 喫煙を取り締まるための地方の取り組みとして、最も有名なのは東京都千代田区の路上喫煙禁止措置だと考えられる。同区は、2002年4月、いわゆる「ポイ捨て禁止条例」を制定しているが、これを守らず、路上に煙草の吸い殻を捨てた者には2,000円の過料を科すことができる。この条例は、受動喫煙の防止ではなく、街の美化を主たる目的としているが、東京都心のように通行する人が多い場所において、歩き煙草は「凶器」になりかねないため(煙草の炎によって通行人にやけどを負わせたり、灰を他の通行人の目や口に入れてしまう)、「ポイ捨て」だけではなく、「歩き煙草」も禁止されるようになった。現在は、区内全域で「歩き煙草」が禁止されている。

◎ 罰則

 路上喫煙地区での喫煙、煙草のポイ捨てを発見した場合、2000円の過料を科すことができる。そのため、巡回パトロールを毎日行っている。 安全で快適な町作りを目的としているため、罰則はマナーやモラルの向上のための手段である。

 路上喫煙地区での喫煙、煙草のポイ捨てを発見した場合、2万円以下の過料を適用している。そのため、巡回パトロールを毎日行っている。 安全で快適な町作りを目的としているため、罰則はマナーやモラルの向上のための手段である。

(参考)東京都千代田区のホームページ

  

 2.千葉県千葉市

 千葉県千葉市も条例で路上喫煙や煙草のポイ捨てを禁止している。しかし、実施場所は、前述した東京都千代田区とは異なり、大きな駅の周辺や商店街といった特定の地域に限定されている(参照)。なお、淑徳大学は、この地域内にあるため、全面禁煙となっている。つまり、建物の中は当然に禁煙であるが、建物の外も、千葉市の条例によって喫煙が禁止されている。